インタビュー 石田武臣会員(20期)に聞く
2023年7月4日
東池袋法律事務所
≪プロフィール≫
1968年弁護士登録。1972年池袋総合法律事務所開設、1976年東池袋法律事務所開設、2002年東京パブリック法律事務所開設、所長に就任。以降、池袋にて複数の事務所を経て、2013年に東池袋法律事務所を再開設し現在に至る。
日本弁護士連合会:常務理事(1995年度)、監事(1993年度)、財務委員会委員(1994年度副委員長)、両性の平等委員会・特別委嘱委員(1996~2004年度)、日本司法支援センター推進本部委員(2004~2012年度副本部長、以降は顧問)
東京弁護士会:監事(1987年度)、人権委員会委員、女性の権利委員会委員(1994年度委員長)、外国人人権救済センター運営協議会(1992~1994年度議長)、外国人の権利委員会委員(1995~2004年度)、公設事務所運営委員会(2004~現在、2004~2012年副委員長)
聞き手 伊藤敬史(56期)
置塩正剛(57期)
髙遠あゆ子(63期)
石田武臣会員は、いわゆる街弁(街の弁護士)の魁としてご出身である池袋に事務所を設立され、50年以上にわたり、市民のために奔走してこられた方です。小学生の頃に虐めを受けたご経験から、自分は自分だ・自分は自分らしく生きたい、自分を大事にしたいという強い自我意識を持たれたことを原点に、20代になられてからは、自分が何よりも自分の自由を求めているのだから、他の人の自由も同じように大事にしないといけない、ということに気がつかれたとのことで、それを一貫してこられてきました。
石田会員のご活躍は女性や外国人の権利の保護など様々な分野にわたります。また、「市民のために」を貫かれ、初の都市型公設事務所である東京パブリック法律事務所を設立され、初代所長を務められました。
石田会員は弁護士の仕事は本当に楽しいと、本当に楽しそうにお話しされていたのが印象的でした。石田会員が中心になられて作られた『弁護士って おもしろい!』(日本評論社)もぜひ併せてご覧ください。
≪インタビュー動画 全編≫
【概要】
1 弁護士になった経緯
(1) 役者を目指していた学生時代(00:00:10)
(2) 弁護士との出会い~司法試験合格(00:02:42)
(3) 弁護士の魅力(00:04:27)
2 司法修習生時代の思い出(00:07:06)
3 弁護士としての活動
(1) 街の弁護士として(00:09:36)
(2) 夫婦別姓訴訟、非嫡出子差別問題(00:12:57)
(3) 中国在留孤児・残留婦人国籍存在確認訴訟(00:14:23)
(4) 弁護士のスタイル(17:56)
(5) 最初に入った事務所で学んだこと(00:21:06)
(6) 弁護士としての苦労について(00:26:25)
(7) 弁護士として大切にしてきたこと(00:29:32)
4 都市型公設事務所
(1) 東京パブリック法律事務所の設立~市民の駆け込み寺(00:31:35)
(2) 過疎地に行く人材の育成(00:36:48)
(3) 都市型公設事務所の役割(00:39:54)
(4) 新たな展開~若手弁護士の始めたアウトリーチ(00:45:48)
5 地域に根差した事務所(00:52:56)
6 女性の権利、外国人の権利
(1) 学童保育運動から女性の権利委員会(00:56:11)
(2) 外国人人権救済センター、外国人の権利委員会の設立(01:00:43)
7 若手弁護士・未来の弁護士へのメッセージ(01:05:47)